「赤ちゃんかぁ…」
エミラは何か思う所があるように自分のお腹を見た。
既に幾度となく出産を経験しているジェシカとラーナは余裕があったが、今回が初出産となるエミラは少し不安だった。
それに好きでもない男との間に出来た子供を、自分はちゃんと愛せるかという心配もあった。
町を抜けて少し山の中に入った所に古い砦があった。
元山賊の村だ。
砦の周囲は耕されて畑になって、家も建っている。
「おい!ジェシカとラーナじゃねえか!」
「帰って来たのか!」
「新しい女と子供もいるぞ!」
山賊(今は村人)達は驚いて四人を迎えた。
「皆さん、お久し振りです」
「みんなのオチ○ポが欲しくて戻って来たよ♪」
村には女達の姿もあった。
まだ山賊だった頃、ジェシカとラーナ以外にも浚われて来た女達は複数いたが、今は更に数が増えている。
聞けば街の娘達だという。
街と村は今や共存関係にあり、村人達は元山賊という経歴を活かして街をモンスターや他の山賊達から守る…その代わり街は村人達の生活に必要な様々な物(日用品や嗜好品、そして女など)を提供するという取り決めが交わされていた。
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