頭の中の地図が示す場所に、必死に走る。
息せき切って走る騎士の姿に、何事かと思う町の者もいたが、もはやセイルの眼中には無く。
目当ての場所に、彼はたどり着いた。
「やはりここか…」
ライラが一時期暮らしていたという、小さな一戸建ての家。
当時と変わらないたたずまいの建物を見て、セイルの懸念は完全に確信へと変わり。
腹を決めたセイルは、一気に飛び込むことにした。
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