カールさんはかなり腕がいいようだ。
あまりにおいしくて、俺はあっという間に平らげてしまった。
「すっごくうまかったよ。ありがとう。また食べにくるよ」
「いつでも来てくんな!歓迎するよ!」
「本当かい、嬉しいねぇ」
カールさんもウルスラさんも喜んでくれた。
ふう。ステーキを食べて、一息ついて。
ミッツイさんが、嬉しさと期待と緊張の混じった様子で、俺を見ていた。
「じゃあ、お邪魔するよ」
「ええ」
さっきミッツイさんが視線を向けた、ドアの向こうに入る。
短い廊下を通り、部屋へ案内された。
「ここが、私の部屋。汚いところだけど」
「そんな事ないよ」
簡素だが、整理されていてちゃんとしている。
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