その後、半月ほど治療が続きサラとパルは叔父の下に引き取られることになった。
ハイトリヒの計らいで家に帰ることを検討したが、父と母の所在が掴めなかったためである。
当初は美穂と旅をすることも考えられたが、獣に連敗を重ね犯され続けたパルの心の傷は思ったより深く、獣の話をすると心が凍ったように放心することがあるほどだった。
ミランダも生き別れの子供の捜索がされ、今では初老夫婦の養子として元気に生きてることが確認された。
物心がついて今更本当の母だと名乗って引き取ろうにも相手を困らせるだけだと思いながらも夫婦が会いに来ることを承諾したので面会に行くことになった。その道中を美穂が解呪の為に都に向かう道中の途中を同行することになった。
サラとパルは数日後に引き取られる。美穂とミランダはそれから1週間後に出発することとなった。
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