「「「……」」」
皆、言葉が無かった。
だが、やがて一人が口を開く。
「…みんな、隊長の言葉を思い出せ。聖剣は最終的に勇者の手に渡りさえすれば、その途中経過なんてどうでも良いんだ。ここまで来たんだ。なら俺達のすべき事は一つだろう」
「…だな。アルティス商業連合の国家主席ロベルト・バーナード代表に聖剣を託す…それだけだ」
「よし、明日アルティスの行政庁舎へ行ってバーナード代表に謁見を申し込もう」
「うむ」
「そうだな」
「最初からすべき事は決まっていたんだ」
他の騎士達も納得し、その夜は眠りに就いた…。
さて、少し時間を遡り、聖剣を持った騎士達がアルティスの街に到着し、足を踏み入れた頃…
ずっと彼らを監視していたヤマトの忍の娘も彼らに付いてアルティスの街に入った。
ところが…
(…何なの!?付けられている…!?)
街に入ってすぐに彼女は自分を付ける者の気配に気付いた。
それも複数いる。
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