頭を抱きかかえるように側に寄せると、うなじに歯を立て甘噛みをする。
「あっ、んっ…ふあぁ…!」
強弱をつけて所有の印を刻み込んでいくと、喉を反らすように甘い声をこぼす。
匂い立つ雌の気配に、互いの鼓動が加速し続ける。
満足するまで噛み続けると、シャルロッテの全身から力が抜け覆い被さってくる。
その頬を撫でながら身体の上下を入れ替え、彼女をベッドに寝かせる。
「はぁ、はぁ、はあっ…アー兄ぃ?」
その呼びかけに、髪を梳いてやりながら応える。
「おや、どうかしましたか? 私の愛しいシャル…」
まだ息を荒げながら、潤みを帯びた瞳でじっと見つめてくる。
「あのね、わたし、わたしね…アー兄ぃの、欲しいなぁ?」
熱に浮かされ、情欲に昂ぶった顔でおねだりしてきた。
私はおでこに口付けを落とし、それに応えることにした。
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