ガヤガヤガヤ…
カノンが思案を巡らせていると入口の辺りがだいぶ騒がしくなり始めた。
「姫様がおいでなすったぞ〜!!」
「なんと、お美しい…」
「ドラゴンを従えてるぞ」
「ああ…さすが我らが姫!」
町民が口々に歓声の声を上げている。
「姫様、凄い人気だな」
「なんだ、フォルトは時世に疎いのか」
「仕方ないだろ、カノンと違ってブラブラ各国見て回る何てこと出来なかったんだから。
これでも渓谷の主だぞ」
膨れっ面になるフォルトをカノンは諌めるが、その雰囲気に堪り兼ねたシェリルがフォルの脇腹をソッとつねる。
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