剣の主
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No.994
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┗とくめい氏
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あのサーラ姫並に厄介な敵と警戒していた男が剣を突きつけられた程度で失禁する小心者と解ったからジェムの表情は非常に機嫌良く優越感に満ちていた。 そして、剣を鞘に収めるとジェムは椅子に座るとディーンは無実である事をいやらしく嫌味な態度で伝える。 「くっくっく、ディーンくん、君の罪は晴れたよ。いや〜疑ってすまないね〜」 「いえ…こちらこそ閣下に疑念を抱かせてしまい申し訳ありません…」 しかし、嫌らしいジェムの態度に対してディーンは全く腹を立てず逆にジェムを煩わせた事を謝罪する。 「うむ、殊勝な心掛けだ。これからも南蛮の賊共を取り締まってくれたまえ」 (噂通りの鈍牛ですな〜騎士の誇りも無いのですかね?) (全くだ。卑屈すぎるジャバル州の者達が可哀想でならぬよ〜) ディーンの卑屈で情けない姿をジェムの廷臣たちもクスクスと嘲笑う。 「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」 密かに自分を見下し嘲笑う廷臣たちをディーンは気づいていたが、それでも静かに沈黙を保つだけであった。
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