剣の主
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No.991
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ジェムは腰掛けていた椅子から立ち上がりディーンに詰め寄った。 「ほほう!貴公は主家たる王家の危機よりも自分の領地の方が大事だというのか!?」 「そのような事はございません!」 もはや言い掛かりに等しい(事実そうなのだが)ジェムの論にディーンは尚も弁明する。 「我が州は長らくイルシャ王国の南を守って参りました!我が州が落ちるという事は、すなわちイルシャ南部全域…ひいては国王陛下のおわします王都までもが脅かされるも同義!ゆえにいかなる理由があろうとジャバルの地に踏みとどまりイルシャの国土を守るのが我がアル家の王家への忠誠の形であり使命と心得ております!」 「うぬぅ…っ!!」 堂々たるディーンの態度にジェムも思わず言葉に詰まる。 そして彼は剣を抜いた。 「ジェ…ジェム閣下!?」 「いけません!どうか冷静に…!」 周りの廷臣達が慌てて止めに入ろうとする。 「黙れえぇいっ!!」 「「「…っ!!」」」 しかしジェムの一括で皆すぐに黙ってしまう。 ジェムは剣をディーンの首筋に突き付けた。 ディーンはジェムを真っ直ぐに見据えている。
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