亡国の王子
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豪奢な金色の髪に、蒼い瞳、細い鼻、小さな唇は花が咲いたように可憐で、全体的に17歳という年齢よりも多少幼く見えるが、端正かつ可愛い顔立ちの美少女だ。 「シンシア。ワシと殿下はこれから大切な話をせねばならん。愛しい恋人との再会に水を刺すのは無粋であるというのは分かっておるが、少し下がっていてもらえるかな?」 「・・・承知いたしましたわお父様・・・リード様。残念ですが、また後ほど・・・」 そう言うとシンシアは名残惜しそうにしながらも、自分の部屋へと帰っていく。 「う〜む、なんと聡明な娘じゃ、のう殿下、まさに王妃となるに相応しいと思いませぬか?」 「え・・・そ、そうですね・・・」 昔からバンセル公爵は、亡き妻が残した一人娘であるシンシアを目に入れても痛くないほど溺愛しており、娘の後姿を見送るその顔は、とても帝国最大の実力者にして帝国の東壁と謳われる勇将とは思えないほどだった。
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