剣の主
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No.983
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その言葉でファティマはある考えに思い至った。 「…ディーンさん、もしかしてジェムって物っっっ凄い幼稚なガキなんじゃあ…?」 「…いや、俺もその線は有りだと考えている。考えてはいるが、万が一という事もあるから油断は出来ん。俺もまだあのジェムという男を計りかねている所だ…」 なんと、ジェムがディーンの本質を計りかねていたのと同様、ディーンもまたジェムの本質を計りかねていたのであった。 ジェムがディーンを解らないのは仕方無い事として、ディーンがジェムを解らないのは…これは彼の人を見る目の無さと言わざるを得ない。 …と言うのもこのアル・ディーンという男、実に奇妙な人物で、常人には到底考えが及ばない程の奥深さを持っている…かと思えば馬鹿でも普通に解るような事が理解出来ない…。 それがまたジェムを悩ませる所なのだが、実のところ彼は天才でも馬鹿でもなく“そういう人物”なのだ。 彼との付き合いが長いファティマなどはそれを理解している…というより、そう結論付けた…そこに落とし所を定めた。 とにもかくにも、ディーンは僅かな家臣を伴い王都へと向かった…。
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