剣の主
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生徒達の誰かが呼んで来たのであろう、数人の教官達が彼らを取り囲んで言った。 「イシュマエル・ドルフ、アザド・タルテバ…それにダブウ先生、我々と一緒に来てもらいましょう。学院長から話があります…」 「「……」」 タルテバとダブウは無言のまま、全てを諦めたような絶望の表情で力無く従う。 「なにすんだよぉ〜!?オヤジに言うぞぉ〜!」 ドルフだけは一人子供のようにギャアギャアと騒いで抗議していた。 そこへ… 「皆さん!お待ちください!この場はこの僕にお預けくださいませんか!?」 突如として音吐朗々、あらぬ方向から何者かが口を挟んで来た。 皆の視線が声の主に集まる。 そこにあったのは一人の少年の姿だった。 「ジェムだ…」 「何だってアイツが…?」 「キャ♪ジェム様〜…」 ギャラリーがにわかにざわめき始める。 彼の名はヤヴズ・ジェム…端から見れば女性と見紛う程の優しく整った目鼻立ちに爽やかな印象の美少年だ。 ジェムの実家ヤヴズ家は数代前に王家から分家した傍系…つまりサーラ王女とは遠縁に当たり、ドルフの実家イシュマエル家よりも家格は上である。
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