剣の主
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それを見たギャラリー達がざわめく。 「あ!魔石結晶じゃないか」 「知ってる。声を留めておける石だろ?」 「あれ高いんだよね…さすが王族」 だがドルフは鼻で笑った。 「ヘンッ…一体何が入ってるってんだ?聞かせてもらおうじゃねえか!」 「ま…まさか…!!」 タルテバは嫌な予感がした。 魔石結晶が輝き始め、録音された音声が再生され始めた。 『へへへ…ドルフさん、上手くいきましたよ。セイルのヤツ、来週の追試に合格しなけりゃ退学だそうです』 『そうか!セイルの野郎、ザマー見やがれってんだ!ガハハハハ…ッ!!!』 「げえっ!?あの時の…止めろ!止めろおぉぉ〜!!」 「ぐわあぁ〜!!やっぱりいぃ〜!!」 二人は大慌てでサーラに飛びかかった。 しかしサーラはサッと身をかわす。 そして録音は問題の部分に至った。 『シィ〜ッ!!声が大きいです!誰に聞かれるか分かったもんじゃありません…』 『フフン…しかしタルテバ、お前も策士だなぁ。俺だったら考えも付かなかったぜ。先公に金を握らせてセイルを退学に追い込むなんてよぉ…』 「…あ…あぁ…」 「…終わりだ…何もかも…」 ドルフとタルテバは脱力してガックリとその場に崩れ落ちた。
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