剣の主
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No.937
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「構って欲しいからだって…そんな馬鹿な!」 「いくらあのアブ・キルでもそんな理由でこれだけの人を殺す訳ないだろ!」 だが中隊長は言った。 「アブラハム君の言う通りだ」 「「「えええぇぇぇぇぇっ!!!?」」」 皆は驚いた。 中隊長は続ける。 「この犯行は彼なりのメッセージだ。私には彼の心の声が聞こえる。助けてくれ…。誰か俺を見てくれ…。俺はここに居るぞ…とね…」 「そ…そんな…そんな事のために、こんなにたくさんの人々の命を…!?」 「それがキ●ガイだよ、君」 「「「……」」」 皆は言葉が無かった。 アブ・キルは叫び続けていた。 「おい!!早くヤヴズ・ジェムを連れて来るんだ!!このガキがどうなっても良いのかぁ!?」 だが彼は心の中では全く違う言葉を叫んでいた。 (一体どうなってんだよ!?何で俺こんな事してんだ!?誰か助けてくれぇ!!誰か俺を止めてくれぇ!!) …… 実は支給金を減額された後、彼は働かずに生きる道を一つだけ見付けていた(真面目に働くという選択肢だけは無いのであった)。 それは密告…反体制派の摘発を強化していたジェムは密告を奨励し情報提供者には多額の恩賞を出していた。
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