剣の主
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毎月タダで貰える金が増えようが減ろうが大した問題ではないのだ。 その事に気付いた時から博打への興味は急激に薄れ、ついでに酒も女もどうでも良くなってしまった。 こうなれば後は死ぬのみであり、実際死んでくれた方が確実に社会にとって益である。 だが彼は死ぬのは嫌だった。 生への未練はバリバリであり、死は怖いのであった。 という訳で、彼は惰性で“飲む・打つ・買う”の生活を続けたが、内心ではつまらない毎日を呪っていた。 すると彼の思いが天に通じたのか、バムとブムがクーデターを起こした。 彼はこのクーデター騒ぎに、平民や奴隷の側に立って参加した。 本来であれば彼は打倒されるべき士族である…が、平服を着て大衆に混ざれば誰も彼が騎士だなんて判らない。 彼は別に最前線で命を掛けて戦った訳ではない。 騒ぎに乗じて王都から逃げ遅れた貴族・士族達に掠奪暴行の乱暴狼藉を働いたクチだ。 大貴族はだいたい自前の私兵団を持っており手が出せなかったから、狙いは専ら中級〜下級の貴族・士族だった。
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