剣の主
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No.923
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かつてセイルが所属していた衛士府では中隊長・小隊長が衛士達を集めて何やら話していた。 「えぇー…という訳で、ヤヴズ・ジェム大執政の治安強化策の一環として、我々王都衛士隊にも銃が標準装備として支給される事となった」 「ついては市内巡視の際には必ず携帯するようにとの上からの通達である。皆、遵守するように」 ザワザワ… ザワザワ… 衛士達はざわめいた。 “飛び道具は卑怯”というイルシャ騎士の矜持に反する事柄を強要されたからだ。 一人の衛士が果敢に声を上げた。 「自分はお断りいたします!それは騎士の成すべき道ではありません!」 「あ、じゃあ君もう明日から来なくて良いから…」 「必ず規則を遵守いたします!!」 彼は一瞬で意見を変えた。 騎士にも日々の暮らしがあるのだ。 やり取りを見ていたアブラハムはアブ・シルに言う。 「それにしても驚きましたね。ついこの間まで“飛び道具を使う事は卑怯”と言われていて、僕達もそれを当然と認識していたのに…」 「価値観なんて時代々々であっさり変わるもんさ…」
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