剣の主
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No.918
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顔を真っ赤にして唾を飛ばしながらまくし立てるゲムの言を、ジェムは椅子に浅く腰掛け、背をもたれ掛けさせながら聞いていた。 「閣下ぁ!!重ねて申し上げます!!大謀叛人クルアーン・セイルに罰を…っ!!!」 「…それは出来ない相談だな」 「か…閣下ぁ…っ!!?」 「さっきから黙って聞いていれば、お前の話も随分と飛躍しているなぁ…お前と個人的にトラブった相手が天下の大罪人か?」 「な…何を仰います!?ヤツはこの私を…ヤヴズ家を…閣下を侮辱したのですよ!?」 「それもまた飛躍した話だな。いいか…彼と揉めたのはあくまでお前個人だ。それが何時の間にか僕やヤヴズ家全体の問題にすり変わっている。お前は自分がこの僕の代弁者かヤヴズ家の代表だとでも思っているのか?」 「そ…それは…その…決してそういう訳では…」 「…そうだとしたら思い上がりも甚だしい。いいかゲム…お前は僕の僕(しもべ)に過ぎない。お前は僕が引き上げてやらなければ今の地位には居なかった男だ。一方あのクルアーン・セイルは実力でこの僕に認められて僕の側仕えになった男だ。つまり、お前はセイルより下なんだよ」 「…っ!!?」
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