剣の主
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No.907
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「…あの、あなたがイルシャ一の名医と名高いナスレッディン・ハジャ殿で…?」 「いかにも…ま、イルシャ一というのは周囲が勝手に言い始めた事で、私も少々困っとるんだがね…」 そう言ってハジャ医師は人懐っこく笑った。 「ハハハ…私も先生と同じです」 「…あなたは?」 「申し遅れました。私、クルアーン・ウマルと申します」 「…あ!イルシャ一の剣士と名高い、あの…。数年前に老齢を理由に隠居して第一線を退いたと伺っておりましたが…」 「はい、ですがこのたび是非とも先生の診断をお受けしたく、はるばる田舎から都へ出て来て参りました…が、運悪く王都入りしたその日にバムとブムのクーデターが起き、その後も公私共にゴタゴタが続き…ようやく今日、こうしてお目にかかる事が出来ました」 「それは大変でしたなぁ…さあ、お上がりなさい。それで、一体どこの調子がお悪いのです…?」 「それが……」 ウマルは近頃どうも体の調子がおかしい旨をハジャに伝えた。 家族には一切話していない事も…。
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