剣の主
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No.899
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ミレルはもうオルハンの事を“旦那様”とは呼ばない。 「いくら父様だって馬鹿じゃない。売ったのは備蓄の食料の三分の一だけだ。まだ国庫には王都の民の全員がひと冬しのげる量くらいは残ってるよ…」 一同がそんな話をしていた時であった…。 「キャーッ!!!」 「うわぁ〜っ!!?」 突然、人ゴミでごった返していた市場の一角から悲鳴が聞こえてきた。 「どけどけぇ!!」 「邪魔だぁ!!道を開けろぉ!!」 見ると純白の衣服に身を包んだ男達が道行く人々を突き飛ばし、道に開かれた露店をひっくり返しながら進んで来る。 白衛隊の連中だ。 「オラオラァ!!薄汚ぇ庶民共が高貴な俺様に近寄るんじゃねえ!臭ぇ匂いが移るだろうがよぉ!」 その真ん中に金糸で刺繍がされた紫色の悪趣味な上着を羽織ったド派手な若い男がいた。 「あれは…」 その姿を見たセイルは僅かに眉を潜める。 アルトリアが尋ねた。 「セイル様、あの小物感丸出しの馬鹿をご存知なのですか?」
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