剣の主
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No.892
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「そうは申しますが坊ちゃま!あの男が身一つで王都を逐われて助けを求めて来た時、救いの手を差し伸べてやったのは我々ではございませんか!あやつの今日あるは我々のお陰と言っても過言ではございません!それを…!」 「…もう言うな。別に俺達は恩賞が欲しくてヤツに協力した訳じゃない」 「し…しかし!ヤツの親族やヤツに尻尾を振っただけで国の要職や広大な領地を得ている者も居るというのに…」 「人は人だ。考えようによっては所領の安堵を約束されただけでも御の字かも知れんぞ?地方の太守の中には、ジェムに味方しなかったというだけの理由で、太守の職を罷免されたり、より小さい領地に転封になった者も少なくない」 「太守の罷免や減禄など、ここ二百年は無かった事ですぞ。あのガキめ、国王の名の下にやりたい放題じゃ…」 「…だからもう良いと言ってるだろ。借りは返したんだ…もうヤツとの関係は清算された…」 「借り?はて、何の事ですか?坊ちゃま…」 「…何でもない。さぁ、行こう。こんな王宮に長居は無用だ」
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