剣の主
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No.890
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「それこそ時代が違うってもんだよ。確かに君が長い年月を過ごした500年前の時代なら“悪即斬”がまかり通ったろうよ。でも今は500年も平和が続いた…その果ての時代なんだよ?戦乱が終結したばかりの荒っぽい世の中とは話が違う」 「やれやれ…参りましたね。私のやり方は野蛮ですか?」 「野蛮というか野暮だ。やり方が直接的すぎる。だいたいジェム暗殺なんてのが、そもそも無理な話なんだよ。確かに僕は今や彼の最も近しい人間の一人だけど、彼の半径5m以内に刃物を持って近付く事さえ不可能だ。そんな事したらお付きのシャリーヤに喉笛を掻き切られてお終いさ。僕も以前に比べれば相当剣の腕は上達したつもりだけど、彼女は僕より格段に強い。もし向こうが本気になったら瞬殺される自信あるよ」 「そんな事に自信を持たないでください!…で、あなたは結局どうしたいんです?ジェムと腹を割っての対話をお望みですか?」 「それにしても今は様子見だね。何事にもタイミングって物があるからさ…」 「それは待つ物ではなく自らの力で引き寄せる物でしょう」 「だから、そういう発想を捨てろって言ってんの。ほんと能動的だよねぇ…君…」
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