おてんば姫、ファニーの冒険
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No.89
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「それはそうだけど・・・」 決勝の時間よりも気になるのが、アンナとティーエの二人である。 今頃真っ赤になって怒ってるだろう二人のことを考えると、早く帰らなければと気がせいて仕方がなかった。 「大丈夫よ、宿舎の方へ使いを出したから、仲間の人たちもきっと安心してるわよ」 「はあ、そうですか・・・」 そう言われても、とても安心できる物でなかったが、とりあえず朝食をとることにした。 朝食をとりながら、リリスは密かにファニーの様子を観察した。 ファニーのテーブルマナーは完璧だった。 食器の音は立てないし、口から食べ物をこぼす事もなかった。 (かなり行き届いた教育がされてるわね、姫様というのは間違いないかもね) 朝食が食べ終わる頃、娼館の前に一台の辻馬車がとまった。 そして中から飛び出したのが、アンナとティーエだ。 二人とも待ちきれず、宿舎から直接迎えに来たのだ。 「アンナ、ティーエ!!」 窓からその光景を見て慌てて下へ降りるファニー。 しかし、驚いたのはファニーだけでなく、リリスも同じだ。 (ティーエですって、あの雷神がここに)
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