剣の主
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No.883
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「…ま、今回の一連のゴタゴタを経て国の実権を握ったヤヴズ・ジェムが、皆が安心して暮らせる社会を築いてくれる事を期待するしか無いな」 「いやぁ…あいつはそんな善人とは思えません」 「ほほう…そう言えばお前はヤヴズ・ジェムとは騎士学校で同期だったな。どんな人物だった?ヤヴズ・ジェムは…」 「う〜ん…あれは人を欺き、支配し、利用する事しか考えていない…不誠実の塊のような人間でした。でも安定した社会を築くと思いますよ。自分の権威を脅かされないためにね。それに自分に従順な人間なら保護すると思います」 「なるほどな…そいつぁあんまり長続きしないかも知れんな…」 …さて、セイルとアリーを自分に従わせる事に成功したジェムは、自らの権威を確固たる物とすべく、着々と事を進めていた。 彼は他州で解職された騎士や無頼漢などを大量に雇い、鍛え上げ、自らの意のままに動く独自の軍隊を作り上げたのである。 “白衛隊”と称する彼らは、純白のターバンに同じく純白の軍衣、その他の装備品も全て純白で統一されていた。 だが当然ながらその構成員から素行は悪く、我が物顔で街を闊歩して人々に恐れられた。
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