剣の主
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No.86
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当のセイルは目を開ける事すら困難な状態だ。 しかも木剣で叩かれた右手は真っ赤に腫れ上がりジンジン痛んでいる。 普通なら木剣を叩き落とすだけで良いものを、ダブウはセイルの剣技を封じようとワザと手を強く打ったのだ。 「ククク…さぁ!クルアーン!剣を取れ!早くかかって来い!」 「セイル様!そんな下衆の言葉を聞く事はありません!こんな不正がまかり通る訳が無い!学校に訴えましょう!」 「「「……っ!?」」」 そのアルトリアの言葉にダブウ、ドルフ、タルテバの三人はギクリとした。 そんな事をされたら自分達の企みがバレる。 だがセイルは言った。 「…ありがとう、アルトリア…でも僕、やるよ…」 そう言うと彼は殆ど見えない目で手探りで木剣を拾い上げると、左手だけでダブウに向けて構えた。 「セイル様…どうして…!?」 「ごめんよ…自分でも馬鹿だって事は解ってる…でも僕は確かめたいんだ!僕が本当に君に選ばれるに足る男なのかを…!」
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