おてんば姫、ファニーの冒険
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No.85
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「ちょとオーナー、それってどういうことなの」 「理由は聞くな、とりあえずあの娘はさるやんごとなき姫君だということだ。とにかく手を出すなよ」 そう一方的にまくし立てると、立ち去った。 部屋に入ると、ファニーはすでに寝ていた。 「さるやんごとなき姫君ね、確かに世間知らずなところがあったけど」 少し考え込むが、すぐに気持ちを切り替える。 「まあいいわ、この娼婦にして魔法使いであるわたしにかかれば、調べられないものは無いわ」
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