剣の主
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No.843
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アリーは慌てて声を潜めてセイルに言った。 (その名で呼ばないでくれ!王宮には僕を殺したいほど憎んでいる連中が大勢いるんだ) (ご…ごめん!軽率だったよ…) セイルは慌てて周囲を見渡した。 幸い近くに人はいなかったようだ。 「でも驚いたよ。君がお城に居るなんて…。一体どういう経緯で…?」 「あのジェムのヤロウ…じゃない、ヤヴズ・ジェム閣下が僕を保護して新しい地位と名前を与えてくださったんだ。今は王宮に一室をいただいて新兵器の開発をしている…」 「そうか…それで僕は今の君を何て呼べば良いんだい?」 「王立学士院卒、博士、ハイヤーム・ウマル…それが今の僕だ。そういう事になってる。表向きはね…」 「ウマル…?」 いきなり祖父の名が出て来て、セイルは思わずキョトンとしてしまう。 「ああ、僕の最も尊敬する騎士の名を貰った…気を悪くしないでくれ」 「とんでもない!嬉しいよ。きっとお祖父様も喜ぶよ」 「僕の研究室、すぐそこなんだ。良かったら今度遊びに来いよ」
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