剣の主
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No.825
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「ハァ…恐らく太守達はあの褒美の量に対して不満を抱いた事だろうな…」 一方、太守達を送り出したジェムの方も彼らの内心を察して溜め息を吐いて独りごちていた。 ここは彼の執務室。 …あの程度の報酬では太守達が今回の挙兵に要した出費を補う事は不可能。 王家に尽くしたにも関わらず不利益を被ったとあれば、当然王家への忠誠心も薄れる…それはジェムの最も恐れる所であった。 そう、反乱である。 「そもそも国庫が貧しすぎるのだ…クーデターで荒れた王宮の修復すらままならん。かと言って今増税して民の支持を失う事も避けたいし…」 頭を抱えるジェムにシャリーヤが言った。 「王都の商人達から金を借りてはいかがでしょう?」 「残念ながら過去、王家が権力に物を言わせて借金を踏み倒した事例が何度となくある。今や商人共は王家に金を貸す事を極端に嫌がるようになってしまった…」
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