剣の主
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No.823
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それを合図に五人の侍従が金塊の詰まれた供物台を持って現れた。 「「「ははぁ〜!!有り難き幸せ!!」」」 五人は金を受け取って帰って行った…。 「ハァ…何が『この度の出兵の足しにすると良い』だ…全っ然足りんじゃないか」 王宮を後にした五人は褒美の少なさについてグチっていた。 「まったくだ。大赤字だ…」 「仕方ないさ。噂によると国の財政も相当に厳しいらしい…ま、無償奉仕よりはマシと割り切って諦めよう」 「それにしてもあのヤヴズの若僧(ジェム)め…我々に対してまるで主君のような振る舞いだったな」 「まったくだ。そもそもヤヴズ家など領地も持たぬ王家の一家臣に過ぎぬというのに…ここ数代で急速に宮廷内での地位を上げて来たな」 「今やヤツラは王家…いや、この国を私物化しつつある。逆らえる者もおらんだろう」 「なに、ヤヴズ家がいかに権勢を誇ろうと、しょせん王都でのみ…まだ地方にはイシュマエル家がいる」 「しかし今回の出兵で最も多くの兵を出しているは他ならぬイシュマエル家だ。両家は既に手を結んでいるのではないのか?」
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