剣の主
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No.819
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そして、新たな支配者が誰であるのかを完全に知らしめるべく、1つのセレモニーが行われようとしていた。 「あの双子は明日だ。公開でやる。」 「はい。」 ジェムは配下の者たちに指示を下す。その意味を理解した部下達はすぐに動き出した。 その日のうちに街内各所や城門に、ヤヴズ・バムとヤヴズ・ブムの公開死刑執行を予告する掲示が出された。 夜。 「今日の夕飯はまだか?」 「どうやら僕たちの命運は尽きたみたいだね。」 いつまでたっても飯が来ないことに気付いた双子は、いよいよその時が来たことを悟った。 「どうやら今日でお別れなんだな。アリー。」 「ジェムには面従腹背でいいから従っておくんだな。出奔と言う手もあるし、生き延びた奴が勝ちなんだな。」 栄養不足でともすれば混濁しそうな意識の中で、アリーは双子達の遺した言葉を反芻していた。 翌朝。 王立闘技場には数万名の群衆が詰めかけていた。
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