剣の主
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No.811
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…その瞬間! ブウゥゥー――――ンッ!!!! 妙な音と共に大量の“何か”が部屋から飛び出して来た。 「蝿(はえ)だぁ!!」 それが何十何百という蝿とその羽音であるという事は三人にもすぐに判った。 続いてムワッと鼻を突くような匂いが襲って来た。 寝室の中を見ると異常なまでに大量のお香が焚かれている。 まるで“何かの匂い”を誤魔化そうとしているかのようだ。 お香の匂いに僅かに混じる別な“臭い”がその正体を教えてくれていた。 ドルフはそれに似た臭いを嗅いだ事があった。 肉が腐った臭いだ。 「あ…あぁぁ…あぁ…」 先程までの威勢はどこへやら、セムは入口に立ち尽くしガタガタと震えている。 「く…っ!」 ドルフは意を決して部屋の中に足を踏み入れた。 飛び回る蝿の嵐の中を中央に置かれた寝台へと向かって歩いていく。 …そこに“国王だった物”は横たわっていた。 「…何てこった…」
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