剣の主
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No.807
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…ドルフは国王が死んだ事を知らない。 もちろんセムもだ。 今やジェムの側近の一人であり、ある意味で最も頼りにされていながら“国王の死”という共有すべき機密を知らされていないという扱いからジェムのドルフに対する信用度を伺い知る事が出来る。 とにもかくにもドルフはセムを連れて国王の寝室へと向かった。 (そんなやつ放っておけば良いのに…坊ちゃまは本当にお人良しなんだから…) 小声でブツブツ言うアフサンに、同じく小声で応えるドルフ。 (あのジェムの態度を見たろう?仮にも孫が祖父に対して…あまりに酷すぎる。あいつには人間らしい情という物が全く無いのかも知れん…。それにセムへの同情だけじゃあない。俺自身、国王に会いたいんだ。おかしいと思わないか?いつも面会謝絶だ。陛下の容態が悪化してもう何週目になる?) (まさか、陛下は既に死んでいる…なんて言うんじゃないでしょうね?) (…解らんぞ。何事もこの目で確かめてみるまではな…)
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