剣の主
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No.806
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「な…何だあれは…?」 その異常な光景に偶然出くわしたのは廊下の向こうから来たイシュマエル・ドルフと側近のアフサンであった。 「坊ちゃま、あれは前々宰相の大宰相ヤヴズ・セムですぞ。本来であれば我らがイシュマエル本家のアクバル様が承るはずだった宰相位を陛下の許可無く息子のワムに勝手にやった不忠の輩でございます。それが、まあ…あのような哀れな醜態…まったく良い気味でございますな!」 「……」 ドルフは黙ってセムに歩み寄り、その肩に手を置いて言った。 「しっかりなさい、セム殿」 「…あぁ…あんたは誰じゃ…?」 「俺はナハルシャット太守のイシュマエル・ドルフです。まぁ、今は実質ジェムの臣下みたいなもんだが…。あなた達の話を聞くつもりは無かったが聞いてしまった。バムとブムを助けたいんだね?」 「あ…ああ…しかしジェムは聞いてはくれなかった…」 「ならばジェムより上の人間に頼むまでだ」 「あれより上の…?」 「国王陛下だ!」
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