死後の人生
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刑の辛さをあれこれと述べようとするアリスを止めたのは錆びた鉄扉の開閉音。 鉄扉を開閉させたのは2人の生徒だった。小麦色にこんがり焼けた肌をした茶髪の女子生徒と、そして。 「うぬ? 直哉の死体が見つかってから施錠されていたはずじゃが……そち、何をしておる?」 アリスは眉を平坦にして背後を窺う。 「だだだだだだだ、あ、あれ……桜庭……」 幼女と変わらぬ華奢な身体を盾にして身を隠している直哉が目を向けた先に、短い金髪を逆立てた男子生徒がいる。耳に赤いピアスをしているところからしても不良生徒というのが一目で分かる。 彼、桜庭翔(さくらばしょう)は直哉のいじめに加わっていた1人。 「そちは死人じゃ。幽霊なのじゃ。向こうからは見えておらんわ」 「そ、そっか……」 と納得はするも、自分で見る自分自身は生前と見え方が変わらず実感が沸かない。視界に入れた自分の手は実体があり、色もあり、握ると握っているという感覚がある。
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