剣の主
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No.799
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「た…確かに、ワシはワシの前に立ちはだかる者達や、または将来的に立ちはだかる可能性のある者達を容赦なく排除して来た…し…しかし、それらは全て他人じゃ!バムとブムは同族ではないか!?しかもあれらが立ち上がったのは父ワムの仇討ちのため!世間!?そんな物は力でいくらでも黙らせられる!!ジェム!!バムとブムを釈放しろ!!今すぐに!!」 将来的に立ちはだかる可能性のある者達…サーラの母も、ミレルの母シャハーンも、彼はそう見なして亡き者にしたのだ。 第13王妃として後宮入りした娘ジャミーラがファード王子を産むまで、彼は第1王妃シェヘラザードに肩入れしてアルシャッド王太子を担ぎ上げていたので、アルシャッドの次期王位を脅かす者は(例えそれが僅かな可能性であったとしても)全て例外なく排除した。 …確かに、彼は冷酷で、そして残酷であった。 しかし、争いの火種を芽も出ぬ内に摘み取っていった事によって、結果的に(争いが宮廷外にまで拡大する事を防ぎ)イルシャ王国の平和が保たれていた事だけは確かであった。
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