剣の主
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No.796
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┗とくめい氏
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牢からジェムがいなくなると絶望に打ちのめされたアリーは突然狂ったように泣き叫び拳が血まみれになるまで石畳を殴り出す。 「うわあぁぁぁぁ〜〜〜〜〜〜〜〜ちきしょぉぉぉ!!!!!!!!!!」 「止めんか!ザッバーフ・アリー!」 「大人しくしろ!」 バギ!ボカ!バギ!ボカ! 獄卒たちは暴れ出したアリーを棒で殴り縛り猿轡で捕縛され気を失っていた。 「・・・・・・・・・」 「今日はその格好で大人しくしてろ!」 獄卒たちに殴られ身体を拘束され痛ましいアリーの姿にバムとブムは同情するが、ジェムの恐ろしさを思い知ったアリーが屈服する日は遠くないと考えていた。 「ジェムのえげつなさを理解したようなんだな。でも、アリーが少し可哀想なんだな。愛しい恋人を人質に取られたら泣き叫びたくなるんだな」 「でも、こいつもジェムに屈服するのが一番だと解ったと思うんだな。死刑確実の僕たちよりはマシなんだな」 「うん、生きてれば良い事はあるんだな。自分の命を大事にするんだな」 既に自分たちの最期が近いのを悟っている双子はアリーに希望を託しているようである。
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