剣の主
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No.795
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「フッ…愛する人の命を握られた気分はどうだい?僕に従う気になったかい?」 「あぁ…嫌だ…僕はもう…これ以上…罪を重ねたくないのに…」 両手で頭を抱え込み嘆き悲しむアリー。 ジェムは牢の前に片膝を付き、格子越しに彼の顔を覗き込むように言った。 「いいや…そうはいかないんだよ、アリー君…さもないと彼女の命は無いよ…君はあの首輪で絞め殺された人間がどうなるか知っているかい?…首輪がジワジワと絞まり始めると、大抵の者は激しく暴れ、のたうち回る…眼球と舌が飛び出し…顔は鬱血して赤黒く変色して腫れ上がる…あの美しい顔が地獄の魔物のように見る影も無く醜く変貌してしまうんだ…涎、鼻水、涙…そして下からは糞尿を垂れ流し、最後にボキリと首の骨が砕ける鈍い音がし、死ぬ…彼女がそうなっても、君は良いのかい…?」 「……」 アリーは言葉も無い。 ジェムは目を細めてアリーを見つめ、最後にこう言い放った。 「…これでも、僕は“愚物”か…?」 「…あ…あぁぁ…」 「フッ…もう一週間“断食”して考えろ」 そして、ジェムは踵を返し、去って行った。
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