剣の主
-削除/修正-
処理を選択してください
No.789
┗
修正
削除
※残り修正回数=5回
ペンネーム
┗匿名さん
本文
「その通りなんだな。ヤツは狙いを付けた物は絶対に手に入れる…どんな手を使ってもな」 しきりにジェムの執念深さを強調して来る双子にアリーは少し辟易…といった様子で言った。 「…そう言えば前にもそんな事を言っていたな……ジェムが偏執狂か何か知らんが…僕は自分の意志を曲げる気は無い…例え命を落とす事になろうと…絶対にだ…」 …だが、その翌日の事であった。 食事時間でもない時間帯に獄卒が現れ、アリーに告げた。 「ザッバーフ・アリー、出ろ」 「…何だ?…ジェムが会うのか?…それとも死刑か?」 「お前に面会人だ」 「め…面会…!?」 家族だろうか…とアリーは思った。 彼には兄夫妻とその子供達がいるのだ。 だが一週間近くも何も口にしていないアリーは自力で立ち上がる事すら出来ず、二人の獄卒に左右から支えられるようにして牢から引きずり出された。
パスワード
戻る
PiPi's World 投稿小説
>
トップ
>
リレー小説
>
官能リレー小説
>
ファンタジー系
>
剣の主
©2002-2024 PIPI's World
『投稿小説』
All Rights Reseved.
投 稿 小 説