剣の主
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No.786
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それは心からの切なる…しかし決して叶う事の無い願いだった。 アリーの痛切な叫びにバムやブムは言葉も無く、ジェムの命令により彼にこの仕打ちを与えている獄卒すらも思わず目を潤ませる…。 その時、新たな足音が近付いて来た。 そいつはアリーの牢の前で立ち止まり、アリーを見下ろして言った。 「フフン…だいぶ堪えているようだねぇ、アリー君…」 「…ジェム…か…まだ…一週間は…経ってないぞ…」 ジェムはニヤニヤとイヤらしい笑みを浮かべて続ける。 「そうだね。しかしひょっとしたら君の気持ちが変わったんじゃないかと思って、ちょっと様子見に来てみたのさ…で、どうだい?この僕のために働く気になってくれたかな?ん?もしこの問いに対してイエスと答えれば、君には最高級の待遇と温かい食事が待っているよ」 「……」 アリーは少し黙り、そして言った。 「お断りだ…あんたのような…愚物の下で…また…人殺しに…携わるぐらいなら…このまま…餓死するか…今すぐ…処刑された方が…よっぽどマシだ…」
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