剣の主
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No.779
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「そうですね、お祖父様…」 「……」 三人はそっと部屋を出た…。 「でもビックリだよ!まさかミレルが王様の子だったなんて…本来ならお姫様じゃないか!」 「…セイル様、この件についてはあまり軽々しく口にするものではありませんよ。どこで誰が聞き耳を立てているか分かったものではありませんからね。せっかく今日まで真実を秘してきた王やウマル殿の苦労が無駄になってしまいます」 「そ…そうだったね!気を付けなくちゃ…」 「ハハハ…構わんよ。今さらミレルが陛下の娘だと判った所で、王妃様もヤヴズ・セムもミレルを殺そうとしたりはせんじゃろう。今や情勢がすっかり変わってしまったからのう…。まぁ、だからこそワシもミレルに事実を話しても良いと思ったんじゃがのう」 「あの…父様と母様は、この事は…?」 ウマルは首を横に振って言った。 「知らんよ…この事を知っとるのは、ワシと今は亡き乳母の二人だけじゃ…」 「そうですか…」 身内にすら話せない事だったんだな…とセイルは思った。 もっともオルハンやヤスミーンに話したら、ついうっかりポロッと喋ってしまいそうだ。 あまり信用できない気持ちも解るセイルであった。
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