剣の主
-削除/修正-
処理を選択してください
No.773
┗
修正
削除
※残り修正回数=4回
ペンネーム
┗匿名さん
本文
「未だに信じられんのう…。じゃがアルシャッド殿下が宮廷から追放された事と照らし合わせて考えてみると、その話も納得がいくぞ。おそらくヤヴズ・ジェムとジャミーラ妃はファード王子を次期国王として即位させる前に準備期間が欲しいのじゃろう。そのためにはまだ陛下に生きていて貰わねば困るという訳じゃ…」 「僕もそう思っています…」 「しかしセイルよ、お前は何故こんな重要な事を知っておる?言っちゃ悪いがお前のような一介のヒラ衛士が知れるような事ではないじゃろう…」 「それは…僕が国王陛下の最期を看取ったからです」 「な…何じゃとぉ!!?」 それを聞いたウマルは先程にも増して驚く。 セイルは起こった事の全てをウマルに話した。 王宮内で偶然アルシャッドに出逢い、地下通路を通って彼を国王の寝室まで連れて行った事、ジェムとジャミーラ妃の信じられない蛮行、そして国王の最期の頼み…。 「そうか…そうか…陛下は最期に、そうおっしゃられたのじゃな…」 ウマルは何度も何度もうなずき、時おり涙を流しながらセイルの話を聞いていた。
パスワード
戻る
PiPi's World 投稿小説
>
トップ
>
リレー小説
>
官能リレー小説
>
ファンタジー系
>
剣の主
©2002-2024 PIPI's World
『投稿小説』
All Rights Reseved.
投 稿 小 説