剣の主
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そして試験前日。 「はぁ…っ!!」 「あ…っ!」 カランカラ〜ン… セイルは初めてアルトリアの木剣を弾き飛ばした。 もう既に日は暮れており、辺りにはギャラリーも残っていない。 「…お見事ですセイル様!ついに私から一本取る事が出来ましたね!これならば明日の試験もきっと合格に間違いありません!」 やや興奮気味にまくし立てるアルトリアにセイルは苦笑して言った。 「ふふ…やっぱりアルトリアは優しいなぁ…わざとだろ?今の…」 「うっ……解りましたか…」 「うん…でもワザと負けてくれたってのが解るくらいには僕も上達したって事なのかな…」 「上達したも何も…一週間前に比べれば飛躍的な進歩です。剣である私が言うのだから間違いありません」 「ははは…それは嬉しいな。伝説の聖剣のお墨付きって訳だ…」 そこまで言うとセイルは、ふと真顔に戻ってつぶやいた。 「…大丈夫かな…明日の試験…」 「大丈夫です。この一週間、あなたは確実に強くなった…。心配する事などありません。明日は今までの特訓で行って来た事を、ただ同じようにやれば良い…それだけです」 「君はいつも簡単に言うよね…その言葉通り簡単にいけば苦労は無いんだけど…」
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