剣の主
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No.767
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イルシャ王国建国の母イルシャ・ルーナ女王は、聖剣の勇者となる前は“踊り子”であった。 踊り子とは、即ち売春婦である。 イルシャ王国ではこの話題に公然と触れる事は一種の禁忌とされている。 イルシャ人全ての誇りであり、心の拠り所であるイルシャ・ルーナ女王が、よりにもよってこの世で最も卑しいとされる職業であったという事実は、彼女の子孫である王族はもちろん、イルシャ人である事を誇りとする貴族や士族にとっても、受け入れがたい事なのであった。 一方、庶民達は真逆で、元娼婦の女傑に対して、忌避する所か親しみの情すら抱いていた。 男達など酒場に集まれば「俺があの時代(イルシャ建国期)に生きてたらルーナ様を買っていたのに!」という不敬罪モノの常套句を楽しげに口にする始末。 その形は真逆なれど、イルシャ人は身分を問わず、皆イルシャ・ルーナを誇りに思い、親しみ、愛している事だけは確かであった。
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