剣の主
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No.766
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┗とくめい氏
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憑き物が取れた様に話すバムとブムの落ち着いた態度にアリーは別人をみてるように驚く。 「俗物と愚物の象徴であった貴方達から…そんな殊勝な言葉が出るとは意外ですね」 「まあ、ジェムに完膚なきまでに敗れ牢屋にいれられたら考えも少しは変わる物なんだな」 「それに今更だが、無実の罪で陥れられた父上の仇討ちが成功してからはやる気が起きず。後は権力を握って贅沢三昧だけなんだな」 自分たちの失敗を冷静に分析するバムとブムにアリーは権力を維持することの難しさを語る。 そして、イルシャ王国建国者であるルーナの 「権力を握ったら。王はそれを維持するには内外に成果をみせないと駄目なんですよ。そうでないと臣下や民は王を見捨てます。あの国祖イルシャ・ルーナ様も卑賎な娼婦の身でありながら。聖剣の勇者として立ち上がり腐敗しきった旧王国と幾多の戦いを制して、イルシャ王国を建国したのが良い例です」 「正論なんだな。そういえば、ルーナ様の素性は元々卑賎の身だったんだな…おっとルーナ様の素性は最大のタブーなんだな」
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