おてんば姫、ファニーの冒険
-削除/修正-
処理を選択してください
No.76
┗
削除
ペンネーム
┗ヘルマスター
本文
その後も、ファニーは破竹の勢いで勝ち続け、ついに決勝まで進むことができた。 前夜祭、見物にさそうティーエとアンナの誘いを断り、明日の決勝に備えて、早々の床につくことにした。 しかし、それはティーエ達の目をごまかすための謀だった。 「せっかく外に出たのに、一人歩きができないなんて来た意味が無いじゃない」 ファニーは旅に出てからも、アンナとティーエいつも一緒にいることが不満だった。 旅に出たんだから一度でいいから一人で外へ出たい。 そう思ったファニーは二人を油断させるために、今まで宿舎で剣の修行に励んでいたのだ。 作戦は成功し、ファニーは一人で出歩くと言う初めての経験をしたのだ。 夕暮れの町並みは昼間以上に活気にあふれ、大勢の人でにぎわっていた。 ファニーは大道芸を見たり、遊技場で遊んだり、屋台の立ち食いにも挑戦した。 そろそろ帰ろうかなと思ったとき、事件が起こった。 「おい、姉ちゃん。俺と付きあわねえとはどういう了見だ。金なら払うって言ってるだろ」 「冗談じゃないよ、あたしそんな安っぽい女じゃないよ」 見ると3人の男と、一人の派手な服装をした女が言い争いをしていた。 男は傭兵風、女は娼婦のようだった。
パスワード
戻る
PiPi's World 投稿小説
>
トップ
>
リレー小説
>
官能リレー小説
>
ファンタジー系
>
おてんば姫、ファニーの冒険
©2002-2024 PIPI's World
『投稿小説』
All Rights Reseved.
投 稿 小 説