剣の主
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No.759
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アリーはクーデター以降、少しの間セイル達と行動を共にしていたが、今は身分を偽って王都内の安下宿に一室を得て寝起きしていた。 (はぁ…ジェムの新政権は今は地盤固めに必死で、僕みたいな一犯罪者に構っている余裕は無いと見える…これは好都合だ。とりあえず平民のフリをして日雇いの仕事でもしながらほとぼりが冷めるのを待つとするか…) “騎士の魂”である剣は質に入れ、当面の生活費に変えた。 彼はそういう物質的な物に精神性を見出すという事はあまりしなかったし、とりあえずは今後どうやって生きていくかを考える事で精一杯だった。 そこへ、ノックの音がした。 「失礼、王宮で料理番をしていたパサンさんのお宅はこちらですか?」 「は…はい!」 アリーはまだ惰性で“パサン”と名乗り続けていた(パサン本人には少し悪い気がしたが…)。 しかし今の自分に来客など滅多に無いはずだが…アリーは少し嫌な予感がしたが、応じなければ怪しまれると考え、扉を開けた…。 …予感は的中した。 そこにいたのは武装した兵士達だった。 「ザッバーフ・アリー!国家反逆罪で逮捕する!」 「しまったぁ…!!」
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