剣の主
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No.758
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「おっしゃる通りです、ジェム様。我がイルシャ王国こそが、世界に唯一絶対にして神聖なる国家…」 「そうだ!その通りなのだ!いや、そうでなくてはならんのだ!…ゼノン帝国など、西大陸で最大と言っても所詮は未開地の小国に過ぎない。いずれ我が国を侮った報いを受けさせてやらねばな…」 この時からジェムはゼノン帝国に対して絶対的な不信感を抱くようになる。 イルシャ人の西大陸諸国への蔑視は既存の価値観だが(彼らは決して傲慢な気性ではないのだが、多文化・他民族に対しては概ね軽視する傾向にあり、一方、自国・自民族に対しては異常な肯定観・全能観を有していた。まあイルシャ王国の文化の高さと周辺国との落差から考えれば、そういう価値観を持つに至るのも無理は無かった。さらに言えば、国内のみで成立可能な巨大な経済圏と複雑な社会を有し、良くも悪くも自己完結してしまっているイルシャ王国は、自分達のテリトリーの外側に対して、あまり関心が無かったのである)この事が原因でイルシャ王国は後々大変な事態に見舞われるのだが、それはもう少し先の話…。
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