剣の主
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No.756
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ジェムはそれを受け取ってパラパラと目を通していた…が、見る見る内に険しい表情になり、ついには声を荒げた。 「こ…これは我が国の地勢や各州・各都市の人口や防備に関する記録ではないか!?要塞の図面まである!なぜこんな機密書類をヤツが持っていたんだ!?」 「女官達の中に、バム殿とブム殿がカストールに何やら文書のような物を渡していたのを見た…という者が何人かおります。おそらく請われるままに大した考えも無しに渡してしまったのでしょう」 「あ…あの馬鹿兄弟がぁ…!!」 「しかもどうやらそれは“写し”のようです。原本は既にゼノン帝国に渡ったものと思われます」 「…という事は我が国は丸裸という訳か!クソッ!今はまだ外国と事を構えている場合ではないというのに…!」 このままではせっかくアルシャッドを追放してまで手に入れた自分の天下が脅かされるは必定…ジェムの行く先も前途多難であった。
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