剣の主
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No.713
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父に会いたい一心で(セイルとアルトリアの協力もあって)ここまで来たアルシャッドであったが、いとも呆気なく引き離されてしまったのだった。 ジェムは気を取り直して再び国王に話し掛ける。 「陛下、今のは集団幻覚でございます!」 「もう良いのよ」 ジャミーラが言った。 「今、息を引き取られたわ…」 「……」 国王は眠るように目を閉じていた。 「何という事だ…」 ジェムはガックリと肩を落とした。 結局最期まで国王に『次期国王はファード』と言わせる事は出来なかったのだ。 そんな彼にジャミーラは言う。 「ジェム、あなたの必死さは実に見苦しかったわよ。滑稽な程にね…」 「…そう言うあなたこそ何故そんなに平静で居られるのですか叔母上?これでファード王子を国王にする事は著しく困難になりましたよ」 「そうでもないでしょう…」 ジャミーラは医師や神官達の方に目をやった。 「なるほど、確かに…」 ジェムもすぐに納得する。 「あ…あなた方!まさか私達を買収するおつもりか!?」 「買収?笑わせるな。誰がそんな面倒な事をするものか…おーい!!衛兵ぇー!!」
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