剣の主
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No.710
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あんな非情かつ非常識な人間が王になってしまったらこの国はどうなるでしょうか!?国王陛下!どうかご再考ください!アルシャッドなどよりよっぽど王に相応しいお方がここにいらっしゃるはずです!さあ!さあ!さあ!!」 「……」 国王はジェムの話を黙って聞いていたが、やがて静かに口を開いた。 「…アルシャッドに会いたい…会って最期に伝えたい…ジェムよ…アルシャッドを呼んで来てくれないか…?」 「え…!?」 ジェムはギョッとした。 「…どうした?…早くアルシャッドを呼びに行け…王宮内に居るのであろう?…早く…余の息がある内に…」 「あ…いや、しかし…あの…その…呼ぶ…というのは、無理というか…無駄というか…そう!呼んでも無駄です!あの男は本当に薄情なヤツですから!呼んでも来ませんよ!」 「…嘘だな…ジェム…余が気付いていないとでも…?」 「な…っ!!!?」 ジェムは真っ青になった。 王はジェムの言葉が全て嘘だと、とっくの昔に気付いていたのだ。 アルシャッドがいくら親不孝者でも王宮内に居るなら死に際にくらい顔を出すはずではないか。
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