おてんば姫、ファニーの冒険
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No.71
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(…我慢…我慢よファニー) 今すぐ目の前の対戦相手より、観客席に斬りかかっていきたい衝動を抑え開始の合図を待つファニーだったが、どうしても我慢出来ない一言が耳に飛び込んできた。 「こりゃバルバックスの勝ちだな。何しろ相手は『女』だしよぉ」 ブゥン―― 限界に達したファニーが剣に手をかけ、観客席に走り出す………前に、すぐ横で何か風を切る音がした。 ドガァッ! 「ひぇぇぇっーーーー!」 見ると野次を飛ばした男の足と足の間に、巨大な戦斧が突き刺さっていた。 「おぉ、すまんすまん。ちょっと手が滑っちまった」 バルバックスが観客席に上り、男のところまで行く。 しゃがんで、自分の得物を抜き取りながら男の耳元で何か囁くと、男は失禁して、その場に崩れ落ちてしまった。 「…あの…さっき何て言ってたの?」 アリーナに戻ってきたバルバックスにファニーが訊ねる。 「んっ、ただちょっと『後10センチ上だったら、お前も女になってたな』ってな」 そう言ってぎこちなくウィンクするバルバックス。 少しあっけにとられたものの、ファニーも笑顔でウィンクを返した。
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